お墓に入れる人数は、墓の構造や地域の慣習によって異なります。
一般的な「縦穴式」のカロート(納骨室)の場合、骨壺のままなら6~8人程度が目安とされています。
ただし骨壺の大きさや配置によって入る人数は変わります。
関東では7寸壺、関西では6寸壺が主流で、大きめの壺を使う地域では収容人数が減ることもあります。
お墓がいっぱいになった場合の選択肢は、まず骨壺のサイズを小さくして入れ直す方法があります。
焼骨の一部を粉骨して小さな壺に移せば、同じ墓に複数人分を収められます。
先祖の遺骨を合祀し、直接カロートに納めることでスペースを確保する方法もあるのです。
それでも難しい場合は、新しい墓を建てる永代供養墓や納骨堂に移すといった選択肢があります。
近年は墓じまいや樹木葬など多様な供養方法も広がっています。
大切なのは家族や菩提寺と相談し、宗派や地域の慣習を踏まえて無理のない方法を選ぶことです。