赤いお墓は従来のグレーや黒を基調とした墓石とは一線を画す、強い個性と温かさを持つ色彩で近年注目を集めています。
赤という色には生命力や情熱、家族の絆といったポジティブな意味が込められており、お墓においても「力強く生きた人生を称える」「明るく送り出したい」といった想いを表現する手段で選ばれることが多くなっていると言えるでしょう。
使用される石材では中国産の赤御影石やインド産のマホガニーレッド、さらには南アフリカ産の濃赤系御影石などがありそれぞれ色の深さや光沢感に違いがあります。
中でもインド産の赤系石材は耐久性に優れ、経年変化が少ない点で人気が高く日差しを浴びることでより美しく発色するのが特徴です。
赤いお墓をデザインする際には他の石材と組み合わせることによって、全体の印象を引き締める工夫がされています。
たとえば台座に黒やグレーを使用し、主要な碑部分を赤にすることで華やかさと落ち着きのバランスを保つことができます。
彫刻の仕上げには金や白の塗装を施すことで文字が際立ち、全体の視認性も高まります。