お墓参りの際には、故人を偲ぶ気持ちを込めてお供え物を持参するのが一般的ですが、マナーにも注意が必要です。
特に花を供える場合は種類に気をつけたいところで、例えばバラはトゲがあることからお墓にはふさわしくないとされています。
トゲは「争い」や「痛み」を連想させるため、故人の安らかな眠りを願う場には不適切とされるのです。
また、香りの強すぎる花や派手すぎる色の花も避けるのが無難です。
代わりに、菊やカーネーション、リンドウなど落ち着いた印象の花が一般的に好まれます。
お供え物としては、果物や故人の好物などが選ばれることが多いですが、日持ちのしないものや動物が荒らしやすいものは控えた方がよいでしょう。
さらに、お墓参りの際には周囲の環境を整え、掃除をしてからお供え物を置くのがマナーです。
参拝後は生花や供え物を持ち帰るのが望ましく、放置することは避けましょう。
お墓は故人と向き合う神聖な場所であり、心を込めて礼を尽くすことが大切です。
形式だけでなく気持ちを大切にし、マナーを守ることで、より意味のあるお墓参りになります。
バラを含め、供えるものの選び方には注意し、敬意を忘れずに行動しましょう。