お墓にステンドグラスを取り入れるという発想は、近年増加傾向にある個性を重視した墓石デザインの中でも特に注目されているスタイルです。
ステンドグラスは本来教会などの宗教施設で用いられる装飾でしたが、その美しい光の表現力を活かし故人の世界観や家族の想いを視覚的に表現する手段でお墓にも活用されるようになっています。
ステンドグラスをお墓に組み込む方法にはいくつかのパターンがありますが一般的には墓石の一部に透明または半透明の窓を設け、その背後から自然光を受けて輝くように設置されるケースが多く見られます。
石材とガラスの接合には強化フレームや耐候性接着剤を用いるなど屋外設置に適した加工が施されるため、風雨にさらされるお墓の環境にも耐える仕様となっています。
デザインでは十字架や花、鳥などの象徴的なモチーフがよく選ばれますが故人の趣味や好きだった色を反映させたオーダーメイドのステンドグラスも人気です。