墓石を選ぶ際色合いはその印象や雰囲気を大きく左右する要素の一つですが、なかでも白を基調とした墓石は清らかさや高貴さを象徴するで注目されています。
白色系の墓石には心の純粋さや故人への敬意を込めた意味合いが込められることが多く、特に明るく穏やかな印象を好む人々から選ばれる傾向があります。
従来日本では黒やグレーといった落ち着いた色合いの墓石が主流でしたが、近年では個性を重視した選択肢が広がり白い墓石が選ばれる機会も増えてきました。
白色は光をよく反射し晴れた日には墓所全体が明るく感じられるという視覚的なメリットもあり、特に芝生型の公園墓地や明るい雰囲気を持つ納骨施設と相性が良いとされています。
代表的な白系の墓石材では、「白御影石(しろみかげいし)」が挙げられます。
これは花崗岩の一種で国内外で採掘される石材の中でも人気が高く、均一な粒子と落ち着いた光沢が特徴です。
特にインド産の白御影石は耐久性が高く変色や風化にも強いため、長年美しい状態を保ちやすいという利点があります。
中国産の白御影石は価格面でも比較的手頃で、コストを抑えながら白の清楚な印象を取り入れたい方に向いています。